長文を自動的に畳む

提供:マストドンウィキ

長文を自動的に畳む機能は、マストドンの一部のインスタンスで先行して導入されていた機能。マストドン公式レポジトリの2018年9月28日以降のコードにはこの機能が含まれるが、正式なリリースには含まれていない。

マストドン公式レポジトリでの経緯

長文を自動的に畳む機能は、遅くても2016年11月にはすでに要望として挙げられており、マストドン公式レポジトリにイシュー[1]が立てられた。その後、2017年1月にはプルリクエスト[2]が作られたが、クローズされている。議論は複数のイシュー[3][4][5][6]に派生して紛糾した。

その後、2018年9月28日[7]に実装がマージされ、バージョン2.6.0[8]で正式にリリースされた。

先行する実装

  • Mastodon Glitch Editionは、マストドン本体よりも先に、この機能を実装していた[9]
  • kirishima.cloudは、長文 (縦に長い投稿) をスクロール可能なボックスで表示している。

導入しているクライアント

  • Subway Tooterは、長文を自動的に畳む機能[10]を実装している。畳む文字数は設定で変更可能である。
  • TheDeskも同様に自動折りたたみ機能[11]を備える。文字数と行数[12]を指定できる。

Content Warningとの関係

長文を畳むためにContent Warning (CW) を利用することも可能である。特に、日本語圏のマストドンでは、friends.nicoなど主にローカルタイムラインをチャットのように用いるインスタンスにおいて、CWを利用して長文を畳むことがマナーとして定着しており、それを怠ると他のユーザーから非難を受けることがある。しかし、CWの本来の利用法は不穏やネタバレなどの危険な投稿を隠すことであり、長文を隠すために利用することは本来の使い方から逸脱するものだという批判もある。また、技術的に解決可能な課題をマナーの問題に転嫁することへの批判もある。

他の分散SNSとの関係

GNU socialは、縦に長い投稿をスクロールボックスで表示する。PleromaのウェブUIは、長文を自動的に畳む機能を標準で搭載している。

関連項目

脚注